季節の便り
斎庭の草花 ヤマブキ(山吹)・シャガ(著莪)の開花
Vol. 122:2016.04.04(月)
昨日の『一宮さくらまつり』も多くの皆さまにお越し頂きました。
境内の桜は全域でほぼ「満開」~「見頃」の状態となっております。天候にもよりますが2~3日は咲き揃った桜花を楽しめそうです。
さて、華やかな桜花とともにご神域の花々が咲き始めました。これより新緑の季節まで当社は花の季節となります。
ご神域に息づく多種多様な草花の情報をお知らせいたしますので、ご参拝の折にご参考にしていただければ幸いです。
(平成28年4月3日撮影:記念館前の山吹の開花)
山吹は春の季語として多くの歌に詠まれています。
正確には「晩春」の季語として用いられ、初夏も間近に迫っている頃に使う言葉です。
また、若葉とともに黄金の花を咲かせ、散りやすいその花の姿は万葉集を始め古今和歌集にも詠まれています。
山吹を使った俳句はたくさんあります。
・蛙鳴く甘南備川に影見えて今か咲くらむ山振の花/厚見王『万葉集』
・吉野川岸の山吹ふく風に底の影さへ移ろひにけ/紀貫之『古今集』
(平成28年4月3日撮影:記念館前の山吹の開花)
万葉集では「山吹」を 「山振」と書いていましたが時代が古今和歌集の時には
現在の表記となっているそうです。また、時代が変わっても多くの歌人が山吹を詠んでいます。
・山吹や宇治の焙炉の匂ふ時/松尾芭蕉『猿蓑』
いずれも情景が浮かんでくる歌です。
他にも山吹を使った句はたくさんありますので、探してみてはいかがでしょうか?
また、先日お伝えしたシャガの花が境内の様々なところで開花を始めています。薄紫色の可憐な花は
花の絨毯の様に群生した咲き揃います。花期も三月下旬から五月中旬と比較的長く咲いております。
ご参拝の折には是非お楽しみ下さい。
(平成28年4月3日撮影:記念館前のシャガ)
(平成28年4月3日撮影:記念館前のシャガ)
職員一同、多くの皆さまのご参拝を心よりお待ちいたしております。
境内の桜は全域でほぼ「満開」~「見頃」の状態となっております。天候にもよりますが2~3日は咲き揃った桜花を楽しめそうです。
さて、華やかな桜花とともにご神域の花々が咲き始めました。これより新緑の季節まで当社は花の季節となります。
ご神域に息づく多種多様な草花の情報をお知らせいたしますので、ご参拝の折にご参考にしていただければ幸いです。
(平成28年4月3日撮影:記念館前の山吹の開花)
山吹は春の季語として多くの歌に詠まれています。
正確には「晩春」の季語として用いられ、初夏も間近に迫っている頃に使う言葉です。
また、若葉とともに黄金の花を咲かせ、散りやすいその花の姿は万葉集を始め古今和歌集にも詠まれています。
山吹を使った俳句はたくさんあります。
・蛙鳴く甘南備川に影見えて今か咲くらむ山振の花/厚見王『万葉集』
・吉野川岸の山吹ふく風に底の影さへ移ろひにけ/紀貫之『古今集』
(平成28年4月3日撮影:記念館前の山吹の開花)
万葉集では「山吹」を 「山振」と書いていましたが時代が古今和歌集の時には
現在の表記となっているそうです。また、時代が変わっても多くの歌人が山吹を詠んでいます。
・山吹や宇治の焙炉の匂ふ時/松尾芭蕉『猿蓑』
いずれも情景が浮かんでくる歌です。
他にも山吹を使った句はたくさんありますので、探してみてはいかがでしょうか?
また、先日お伝えしたシャガの花が境内の様々なところで開花を始めています。薄紫色の可憐な花は
花の絨毯の様に群生した咲き揃います。花期も三月下旬から五月中旬と比較的長く咲いております。
ご参拝の折には是非お楽しみ下さい。
(平成28年4月3日撮影:記念館前のシャガ)
(平成28年4月3日撮影:記念館前のシャガ)
職員一同、多くの皆さまのご参拝を心よりお待ちいたしております。