季節の便り
小國神社 桜開花情報!!!③『3分咲き』~『7分咲き』 ~サクラと日本文化のこぼれ話~
Vol. 120:2016.04.01(金)
ご神域の桜が咲き揃ってまいりました。樹種にもよりますが、全体的には3分咲き~7分咲きとなっています。
4月3日の『一宮さくらまつり』は好天を願うばかりです。この頃には境内の桜も見頃を迎えそうです。
雨天の場合は大宝殿での開催となります。
タイムテーブルなど詳細はTOPページの各種ご案内をご覧下さい。
(平成28年3月31日撮影:舞殿横の染井吉野)
こちらは満開を迎えております。
(平成28年3月31日撮影: 門前江戸彼岸群の枝垂桜)
こちらは見頃を迎え、多くの人々が立ち止まり桜花を眺めています。
さて、今回の更新は開花状況のお届けに併せて、サクラと日本文化のお話をお伝えいたします。
(平成28年3月31日撮影:門前駐車場付近の染井吉野)
□田の神さまと桜□
サクラという語は「サ」は田の神、穀霊として、「クラ」は神座としての意味があります。
つまりサクラは穀霊が宿り、花を咲かせる神聖な木とされてきました。
(平成28年3月31日撮影:宮川沿いから望むご社殿と枝垂桜)
こちらの桜も4月1日現在では5分咲き程度となっております。
古より、私たちの祖先は農耕生活を営んできました。農耕期が始まる季節に山々に満開に咲きそろう桜の花は
秋にたわわに稔る稲穂の収穫の吉兆として捉えられてきました。
(平成28年3月31日撮影:舞殿東側の枝垂桜)
こちらのつぼみはすぐにでも咲き出しそうです。
□万葉集と桜□
桜は「山桜」として平安時代編纂の和歌集「万葉集」に多数詠われています。
富士山の歌でも知られる 山部宿禰赤人はこのような歌を残しています。
あしひきの山桜花、日並べて、かく咲きたらば、いと恋ひめやも(作:山部宿禰赤人)
こちらの歌は恋慕う気持ちを桜が咲く様で表現した作品であり、言葉の美しさが際立ちます。
その他にも多くの作品が桜そのもを美的景物として鑑賞するよりも、
桜が咲き・散ることに対しての強い感情が伺えます。
このような桜に対する感情は現代に生きる私たちの中に脈々と受け継がれています。
(平成28年3月31日撮影:宮川沿いの染井吉野)
(平成28年:宮川沿いの桜並木)
こちらも4月1日現在では3分咲きから5分咲きとなっています。
この時期は朝と昼とでは開花状況が大きく変わります。開花の進みが早いのでご注意下さい。
(平成28年3月31日撮影:門前駐車場付近の桜並木)
こちららも4月1日現在では3分咲きから7分咲きとなっております。
□現代の私たちの心に生きづく万葉のこころ□
桜が咲くこと喜び、散ることを惜しむ。
このような心模様は1000年以上前の万葉の時代にすでに表現されていました。
私たちが愛する桜は、今に続く大和心を育んできたことがわかります。
(平成28年3月31日撮影:家康公立ち上がり石付近の枝垂れ桜)
こちらは7分咲きより進んでいます。
これから桜も満開を迎えます。五感の一つ一つで季節を感じて頂けたら幸いです。
職員一同、多くの皆様のご参拝を心よりお待ちしております。
4月3日の『一宮さくらまつり』は好天を願うばかりです。この頃には境内の桜も見頃を迎えそうです。
雨天の場合は大宝殿での開催となります。
タイムテーブルなど詳細はTOPページの各種ご案内をご覧下さい。
(平成28年3月31日撮影:舞殿横の染井吉野)
こちらは満開を迎えております。
(平成28年3月31日撮影: 門前江戸彼岸群の枝垂桜)
こちらは見頃を迎え、多くの人々が立ち止まり桜花を眺めています。
さて、今回の更新は開花状況のお届けに併せて、サクラと日本文化のお話をお伝えいたします。
(平成28年3月31日撮影:門前駐車場付近の染井吉野)
□田の神さまと桜□
サクラという語は「サ」は田の神、穀霊として、「クラ」は神座としての意味があります。
つまりサクラは穀霊が宿り、花を咲かせる神聖な木とされてきました。
(平成28年3月31日撮影:宮川沿いから望むご社殿と枝垂桜)
こちらの桜も4月1日現在では5分咲き程度となっております。
古より、私たちの祖先は農耕生活を営んできました。農耕期が始まる季節に山々に満開に咲きそろう桜の花は
秋にたわわに稔る稲穂の収穫の吉兆として捉えられてきました。
(平成28年3月31日撮影:舞殿東側の枝垂桜)
こちらのつぼみはすぐにでも咲き出しそうです。
□万葉集と桜□
桜は「山桜」として平安時代編纂の和歌集「万葉集」に多数詠われています。
富士山の歌でも知られる 山部宿禰赤人はこのような歌を残しています。
あしひきの山桜花、日並べて、かく咲きたらば、いと恋ひめやも(作:山部宿禰赤人)
こちらの歌は恋慕う気持ちを桜が咲く様で表現した作品であり、言葉の美しさが際立ちます。
その他にも多くの作品が桜そのもを美的景物として鑑賞するよりも、
桜が咲き・散ることに対しての強い感情が伺えます。
このような桜に対する感情は現代に生きる私たちの中に脈々と受け継がれています。
(平成28年3月31日撮影:宮川沿いの染井吉野)
(平成28年:宮川沿いの桜並木)
こちらも4月1日現在では3分咲きから5分咲きとなっています。
この時期は朝と昼とでは開花状況が大きく変わります。開花の進みが早いのでご注意下さい。
(平成28年3月31日撮影:門前駐車場付近の桜並木)
こちららも4月1日現在では3分咲きから7分咲きとなっております。
□現代の私たちの心に生きづく万葉のこころ□
桜が咲くこと喜び、散ることを惜しむ。
このような心模様は1000年以上前の万葉の時代にすでに表現されていました。
私たちが愛する桜は、今に続く大和心を育んできたことがわかります。
(平成28年3月31日撮影:家康公立ち上がり石付近の枝垂れ桜)
こちらは7分咲きより進んでいます。
これから桜も満開を迎えます。五感の一つ一つで季節を感じて頂けたら幸いです。
職員一同、多くの皆様のご参拝を心よりお待ちしております。