季節の便り
斎庭の草花 春の訪れ『梅』の開花!!! ◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
Vol. 194:2018.02.24(土)
(平成30年2月22日撮影:宮川沿いのサザンカ)
寒い日が続きますが、暖かい日差しに春の訪れが近いことを感じる季節となってまいりました。
宮川沿いに多く咲くサザンカも、少しずつ花を散らしていますが、まだまだ美しい姿を見ることができそうです。
(平成30年2月22日撮影:宮川沿いのサザンカ)
さて、境内の各所に植えられた梅の花も、固いつぼみもほころび、開花を迎えています。
(平成30年2月22日撮影:大宝殿前の白梅)
(平成30年2月22日撮影:梅園入口近くの紅梅白梅のコントラスト)
(平成30年2月22日撮影:神徳殿前の紅梅)
春に向かって徐々に華やいでいく小國の杜を、ご家族・ご友人、お誘いあわせの上散策してみてはいかがでしょうか。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
さて『季節の便り』では激動の御代を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)
をご紹介いたしております。
それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。
◇春さむみ雪はしばしばかかれども咲くべき時に梅は咲きけり◇
現代語訳
◆春になっても残る寒さに、しばしば雪が枝に積もるようなことがあっても、咲くべき時になれば梅の花はさくのである◆
厳しい状況の中にあっても、その時が来れば成すべきことをなす、そんな思いを梅の花に重ねておられるようです。
皆さまは残寒厳しい中、しっかりと美しい花を咲かせる梅に、どのような思いを抱かれるでしょうか。
職員一同、皆さまのご参拝を心よりお待ち申し上げます。